楽天・YAHOOで商品点数10アイテム以下の店舗が売上を上げる方法
オリジナル商品でモール(楽天やYAHOO!ショッピング)に出店している店舗様の中には「商品数が少ない」ため中々売上が上がらない、というお悩みの声を多く耳にします。しかし少ない商品数でも大きな売上を作っている例も充分にございます。
本日は少ない商品数でどのようにして売上を立てていくか、の戦略を一部ご紹介して参ります。
- 商品点数1~10商品前後
- 売上300万円以下
- オリジナル商品メイン
商品数を増やす
モールに出店している以上はモール内検索により引っかかり易くする為、商品数を多くするに越した事はございません。とは言え、自社商材で増やせないのが現状の悩みのタネかと思います。そこで、現在ある商品でカゴ数を増やしたり、仕入れ商材をうまく活用して商品数を増やす方法をご提案致します。
既存の商品でバリエーションを作る
既存の商品でセット販売を行ったり、抱き合わせ商品を作る事でカゴ数を増やす事ができます。またセットや抱合せにする事で客単価の向上も期待できるので、単品のみのカゴしかない場合は是非バリエーションを増やしてみて下さい。
レビューが散る恐れがございますので、同一商品の場合は相互にリンクを貼り、ユーザーさんが他のカゴのレビューを見れるように心がけましょう。
仕入れ商品を上手に使う
最も効果的な手法として、メイン商材はオリジナル商品とし関連するアイテムを仕入れ、商品数を増やす方法があります。
例えばオリジナルでダイエットサプリを販売していた場合、サプリだけでなく腹筋ローラー等の健康器具や、ダイエット食品等も関連として乗せる事で違和感なく商品数を増やす事が出来ると同時に購入の機会を増やす事が出来ます。
▼在では在庫を持たずに商品を販売できるドロップシッピングサイトも充実しているのでいきなり在庫を積むのは気が控けるという店舗様は是非ご活用下さい。
ブランディングを強化する
特にオリジナル商品でも比較的価格が高いアイテムを扱っている店舗様は店舗のブランディング化が非常に大切になって参ります。ブランディングとは実態のない価値・ユーザーにおいての共通認識を定義しますが、噛み砕いて言うと、「お客様に商品を価値を正しく理解してもらう事」です。店舗、商品のブランディング化を怠るとモール内の価格競争に飲まれ、広告費をかけても質の良い顧客が付き辛いという悪循環にハマってしまいます。モール内で出来るブランディングの一部をご紹介致します。
ページ全体を見直す
モール内店舗でも企業サイトでも閲覧する側は視覚での判断は否応なしに瞬時に行います。
貴社の商品のターゲット(性別・年齢・収入面等において)にマッチしたサイトデザインになっているかを今一度見直して見て下さい。また見た目だけでなくサイト内の構造が分かりやすくユーザー目線になっているか、ターゲットの年齢層が高ければ文字サイズは大きく適切なものか、等細かい部分まで気を配る必要がございます。
付加価値の説明をする
ただアイテムの販売を行うだけでなく、使用する事で得られる体験等を提供する事をおすすめ致します。もちろん商品ページ内に記載しても問題ございませんがダラダラと長いページはユーザーさんにあまり好まれない傾向になって来ておりますので、一部を商品ページ内に入れ、別ページで改めて展開する事で、よりブランドとしてのイメージがつけやすくなります。
左店舗:目的に合わせ一式でオリジナル商品と自社商品を提案する特集ページを展開
右店舗:習慣向けで自分に合うダイエットサプリを提案するアンケートページを展開
モール内検索強化
これは商品数関係なくすべての店舗様に当てはまる内容ですが、モールに出店している以上はやはりモール内SEO対策は必須になります。
楽天モール内のSEO対策概要
「あす楽対応」「売上件数」「レビュー」の要素が強く検索結果に出るようになっております。特に最近ではレビューを差し置いて一定の期間内での「売上件数」が強く影響し、検索結果の順位を上下する傾向にございます。以前ほど商品名や商品キャッチコピーの影響が弱くなったと言われておりますが、最低限のキーワードは挿入すると同時にあす楽対応等の可能な範囲から対策を行って下さい。また、一定期間で売上件数を上げるためにはニュース系の広告が効果が出やすいので気になる方はRMS内よりチェックしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:【2018年最新版】楽天広告の種類。それぞれの特徴と売上アップの活用方法とは
YAHOO!ショッピング内のSEO対策概要
Yahoo!ショッピングでは、「商品名・キャッチコピーの適合性」「在庫有無」「プロダクトカテゴリーの一致度」「売上数」の4点です。商品名は先頭のキーワードとの整合性が高ければ高いほど検索には優位になるため最適化を行う必要がございます。またYAHOO!ショッピングには【】や★等、減点となる装飾文字があるためもし商品名やキャッチコピーに含まれている場合は削除する事をおすすめ致します。
※減点となる装飾文字
【】[]!!★☆◆≪≫■<> ♪◎●※◇○□△▲▼▽
RPP広告やPRオプション広告の使用
それでも中々上部に来ない場合は検索結果の上部に掲載出来る広告(楽天=RPP広告・YAHOO=PRオプション)の使用も視野に入れるのも1つの手段です。(※PRオプションは月商100万円以上の店舗様のみ使用可)
関連記事:新CPC広告、RPP広告(楽天プロモーションプラットフォーム)の効果レポートを公開
商品自体の認知度を上げる
資生堂の化粧水と、聞いた事のない化粧水でしたら少し値段が高くても名前の知れた資生堂の商品を購入する人がほとんどです。前述したブランディングの内容とも重なる部分ですが、商品自体の認知度をモール内だけでなく世間に浸透させる事も非常に大切なポイントになって参ります。商品自体の名前を事前に知っているのと知っていないのではユーザーの心理が全く異なり、知らない商品は買うという選択肢から外れ、選ぶ対象にさえならない可能性が高いです。
モール内広告も、もちろん重要ですがそれ以外の外部広告の初活用やインフルエンサー、アフィリエイターの活用も認知度工場には効果的な手法になります。特に最近では商品によってはグーグル広告等よりfacebookやInstagram等のSNSを活用してのプロモーションが安価で費用対効果が良いとの結果もございます。オリジナル商品をモールで販売する際には、モール内広告だけでなく外部広告やSNSの活用も取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回ご紹介させて頂いたのは一部の戦略になります。メルマガの会員数増加やロイヤルカスタマーへの育成など商品ジャンルやターゲットによって手法は様々です。まだ知名度の低いオリジナル商品を販売されている店舗様で売上アップにお悩まいの方にとって少しでもお役に立てたら幸いです。