おばあちゃんにも分かる!スマホ売上2倍を目指す方法

5、6年前から、多くの店舗様の売上の8割以上がスマートフォン経由となっています。つまり、売上を上げるためにはスマホのアクセス強化が不可欠です。

楽天ではスマートフォンの作成の規制が厳しくなってきていますが、できる範囲の中で最大限にスマホページを最適化する必要があります。

今回は、おばあちゃんでも分かる!スマホ経由の売上2倍を目指す方法を作業ベースまで落とし込んで解説していきます。

トップページ・共通パーツの作りこみ

まずは、お店の構えについてです。

トップページはもちろん作り込むに越したことはありませんが、お客様の流入はほとんどが商品ページからになりますので、優先度は低くして大丈夫です。

ただし、共通パーツは商品ページに表示されるため、しっかりと作り込みましょう。

トップページは最低限整える

新スマホトップページはRMS内でHTMLを使用せずに簡単に構築可能です。細かい作成のコツについては、こちらの記事をご参照ください。

また、弊社では新スマホトップとGOLDのPCトップを連動させるツールも提供しています。無料でご利用可能で、更新効率が倍になるので、ぜひご活用ください。

共通バナー・目玉商品、カテゴリーは確実に全て埋める

これらの共通パーツは下層ページで表示されるため、上限まで埋めるようにしましょう。

一度作成して終わりではなく、トレンド(キャンペーンや季節)に合わせて最低でも2週間に1回は更新を行いましょう。

商品ページ最適化と継続的な改善

最も重要なのが、商品ページへの取り組みです。大きく2つの軸で商品ページの改善を行っていきます。

主力商品を決める

店舗の軸となる商品、集客用商品、入口商品を決め、ランディングページのA/Bテストを行います。

テストの考え方は2つあり、

  1. 期間でテストする方法・・・検証期間は2週間前後がベストです。
  2. アクセス人数でテストする方法・・・1000人区切りなどでCVRの変化をテスト。

こうしてLPを最適化することで、来店したお客様を取りこぼさずに購入へと導くことができます。

全面改修は時間的にも難しい店舗様が多いため、まずはファーストビューの改善から着手しましょう。

ファンクション平林

忘れがち!

スマホ画面でも見やすいよう、文字の大きさに注意しましょう!

レビューを集める

口コミは、商品を販売する際に最も重要な要素の一つです。楽天市場に限らず、口コミが購買決定に与える影響は非常に大きく、楽天市場内でもレビューのを効果的に集めることが転換率向上の鍵となります。

まずは主軸となる商品に対してレビューを集めましょう。レビューの集め方については、こちらの記事をご参考ください。

商品全体に対してすべきこと

以下は最低限意識し、出来るだけ多くの商品に対して施策していきましょう。

  • 商品名は冒頭19文字で何かを分かるようにしましょう。
    スマホで表示された時に2列表示では19文字しか表示されません(横表示なら25文字)。
  • 商品画像は20枚まで入れましょう。
    商品説明文エリア(ランディングページエリア)までスクロールされないケースも多くあります。
  • 商品属性も上限まで設定しましょう。
    ユーザーの絞り込みの際に使用されるので、上限まで設定必須です。

集客

集客は新規顧客とリピーター育成の2つの軸から考えます。

SEO対策(新規顧客獲得)

モール内SEOは非常に重要です。オンラインセミナーでも2回にわたって解説しているので、良ければご覧ください。

また、SEOに特化した運用サポートも提供しているので、相談だけでもお気軽にお声がけください。弊社では、順位を上げる商品に対して、キーワードを1週間ごとに改変し、毎日順位を追ってレポートします。

広告(新規顧客獲得)

楽天市場内では、基本的にRPP広告とクーポンアドバンス広告の2つを抑えておけばOKです。

詳しい運用方法については、こちらの記事をご参照ください。

SNS(新規顧客獲得&リピーター育成)

楽天市場だけでなく、EC全体や企業のブランディング、集客に欠かせないのがSNSです。

詳しい運用方法については、こちらの記事に詳しく記載していますのでご参考ください。

メルマガ(リピーター育成)

メルマガは、店舗側からお客様に能動的にアプローチできる唯一のツールです。

最低でもキャンペーン時にはお知らせを配信するようにしましょう。

月に何本がベストか、どのタイミングで配信するのが効果的かなどについては、こちらの記事をご参考ください。

キャンペーン

キャンペーン施策については、今までセミナー等で発信してきているので詳細は割愛しますが、抑えるポイントは以下の通りです。

  • ポイントやクーポンは期間中に施行する。
  • レスポンシブデザインでキャンペーンページを作成する。
  • 広告の配信設定を強める。
  • メルマガを送る。

分析を行う

上記の施策を行ったあと、随時分析・改善を行う必要があります。以下の項目を分析し、次に何を行うのか仮説を立てて改善していきましょう。

分析はデイリーで行うものと、随時行うものがあります。

デイリーで分析すべき項目

まずは売上の公式であるアクセス人数・転換率・客単価・売上をチェックしましょう。RMSの店舗カルテトップから確認できます。

データ分析>2.店舗カルテ>店舗カルテ
データ分析>2.店舗カルテ>店舗カルテ>売り上げの公式

広告を運用している場合はパフォーマンスレポートからROASと消化率を確認しましょう。特にRPP広告は予期せぬ予算消化も起き得ます。日々チェックする事でこのような事態を防ぐ事が可能です。

広告・アフィリエイト・楽天大学>1.広告(プロモーションメニュー)>RPP広告

日々のチェックは大きく分けて上記の2軸を抑えておけば大丈夫です。

もちろん、その中で変化があったらその項目を掘っていきましょう。

適宜分析すべき項目とタイミング

デイリー以外のタイミングでチェックしたいのは下記のタイミングです。

  • イベント時(開始前~終了後)
  • 5.0のつく日
  • 商品ページ等の改修前後(各店舗の施策によって異なる)
  • 後半イベント終了後の月末

売上の公式、広告のパフォーマンスレポートに加え、参照元サイト、流入キーワードやデバイスごとの改善点、商品別転換率、ユーザー層等をチェックし、仮説とズレていないか、ウィークポイントはどこかを見つけましょう。

競合分析も行う

分析となると、つい自店舗に目がいきがちですが、競合分析も非常に重要な項目です。

楽天市場には約50,000店の店舗が出店しています。結局は、いかに競合に差をつけるかで売上が変わってくるので最低でも月に1回は競合分析を行いましょう。

弊社ではベンチマークした競合との価格差や検索順位差分はもちろん、キーワードの違いや、レビュー内容から顧客ニーズを分析し、競合にあって自店に足りないもの強いては競合に対しての優位性等もリスト化し提供しております。

初回分析は無料診断にて承っておりますので、気になる方は是非お声掛けください。

スケジュールを作業ベースまで落とし込む

スケジュールの作りこみが今までの施策遂行の鍵になります。スケジュールは担当者ベースで作成し、TODOリストまで落とし込みます。

楽天は突発的なイベントも発生しますが、イレギュラー時にも速やかに対応出来るように、少なくとも1か月半程先まではカレンダーで大枠のスケジュールを組みましょう。

スケジュールサンプル

スケジュールに入れる内容は、具体的な作業まで詳細に設定することが重要です。

なぜ、売上が上がらないのか?

ここまでをしっかり行えば、3ヶ月で変化が見られます。

もし変化がなければ、何かが足りていない、できていない、方向性が間違っている、ターゲットが間違っている可能性があります。ベースから見直しましょう。

このようにリストにすると簡単に見えますが、多くの店舗が売上に悩む理由は、実際にはこれらを実行できていないからです。

特に分析からの仮説、実行のフェーズが曖昧になっている店舗が多いです。また、スケジュールが曖昧であったり、現実的ではないスケジュールを組んでいる可能性もあります。

スケジュールを見れば、誰でもやるべきことが分かり、実行できるようにすることが大切です。そして、それが遂行できなかった場合、なぜできなかったのかを分析し、組み直しましょう。

少ない担当者でここまで行うのは正直厳しいという声もいただきます。弊社では売上アップの施策内容提案、ロードマップの作成、実作業から分析までトータルでサポートしています。店舗様のお悩みやフェーズに合わせてオリジナルの内容を用意します。

売上が横ばいになっている、施策をやり尽くしたのに結果が出ない、人が足りない、その他些細な疑問やお悩みがありましたらお気軽にお声がけください。

まとめ

スマホ経由の売上を2倍にするためには、サイトの最適化、商品ページの改善、集客施策の強化、キャンペーンの実施、そして継続的な分析と改善が必要です。

これらを確実に実行することで、売上の向上が期待できます。

弊社では、これらの施策を総合的にサポートし、店舗様の成功を支援いたします。お困りのことがあれば、いつでもご相談ください。

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