【2024年7月最新】楽天SEO対策完全版│基本から裏技、順位が下がった理由も解説

楽天SEO対策を実施することは、楽天市場における成功の鍵を握っています。商品が検索結果で上位に表示されるようにするための具体的な手法を学ぶことで、アクセス数と売上を大幅に向上させることができます。本記事では、楽天SEO対策の基本から応用テクニック、さらに順位が下がる原因とその対策について詳しく解説します。

そもそも楽天検索最適化(楽天モール内SEO)とアルゴリズムとは?

モール内SEOは、楽天市場内で商品を検索した際に、より上位に表示されるための施策であり、売上向上の基盤となるアクセス対策の一つです。検索経由の流入は全体の7~8割を占めており、楽天SEO対策は非常に重要なポイントとなります。

楽天SEOのアルゴリズム

楽天SEOのアルゴリズムは頻繁に変わりますが、ここ数年で一貫しているのは、売上金額や売上個数が順位に大きく影響するという点です。

キーワードも影響しますが、それだけで順位が劇的に改善するわけではありません。

楽天モール内SEOは全商品に設定することで検索結果からの漏れを防ぎ、全体のアクセスアップを図る意味合いが大きいです。

順位をアップさせるには、売上を上げることが第一優先事項であり、設定するキーワードはアクセスが取れるものよりも“売れるキーワード”を見つけることが重要です。

検索結果画面の広告枠と自然検索枠について

検索結果はスマートフォンでは冒頭6枠、パソコンでは冒頭5枠がRPP広告枠となり、スマートフォンでは7商品目、パソコンでは6商品目以降が自然検索に表示されます。

RPP広告は売上を加速させ、自然検索で上位に持ってくるために重要な役割を果たします。

少予算から運用できるため、まだ出稿していない店舗様はご検討ください。

また、検索キーワードとRPP広告は深く関係しており、キーワードとして設定がないものはRPP広告でも表示されないので注意が必要です。

楽天SEOの事前準備

楽天モール内SEOを実施する前に、事前準備や検索対象エリアの把握が必要です。まずは、楽天市場内で検索対象となる項目を確認しましょう。

楽天市場内で検索対象となる項目を把握しよう

楽天モール内検索で検索の対象となるエリアは以下の通りです

  • 商品名(全デバイス共通)
  • キャッチコピー(全デバイス共通)
  • PC用商品説明文(パソコン・アプリ検索時)
  • スマートフォン用商品説明文(スマホ検索時)
  • PC用販売説明文(パソコン検索時)
  • 商品属性(SKUプロジェクト移管後)
  • バリエーション設定(SKUプロジェクト移管後)
  • 商品番号(全デバイス共通)
  • 全商品ディレクトリID(全デバイス共通)
  • 店舗名(全デバイス共通)

多くの項目がありますが、すべてにキーワードを入れる必要はありません。

特に重要なのは商品名であり、他のエリアに設置するよりも表示順位への影響が強いです。重要度の高いキーワードは商品名に半角スペースで区切りながら入れるようにしましょう。

同じキーワードを複数設置しても順位には影響しないため、基本的には1キーワードを1回だけ設置するようにします。

【重要】これを間違えると検索結果に表示されない

店舗によっては、設定した商品名で検索しても上位表示されず、検索結果に表示されない場合があります。この原因の多くは以下の2点です

  • 全商品ディレクトリIDが適切でない
  • 商品属性(旧タグID)の登録が不十分である

全商品ディレクトリIDとは?

楽天の全商品ディレクトリIDは、楽天市場に出品されているすべての商品が、どのカテゴリに属しているかを判断する識別番号のことです。

お客様が商品を探す際に検索結果でジャンルを絞る場合に使用されます。ディレクトリIDが適切でないと検索結果に表示されなくなるため、設定に注意が必要です。

商品属性(旧タグID)とは?

楽天市場に出品されている商品に対して、詳細な情報や特徴を付加するための識別タグです。

最大32個の設定が可能で、商品によっては1個しか設定できない場合もあります。全商品ディレクトリIDのさらに細分化された分類を設定していきます。

例えば、お客様がワンピースを検索する際に以下のような属性で絞り込むことができます:

  • サイズ:SS~10L
  • 着丈:ミニ、ショート、ひざ丈、ミモレ丈、ロングなど
  • 袖の長さ:ノースリーブ、半袖、7分丈、長袖など
  • 素材:ポリエステル、コットン、ニット、リネン、レーヨンなど

商品属性(旧タグID)を設定していないと、お客様が絞り込んだ時点で検索結果に表示されなくなるので、必ず上限まで設定しましょう。

SKU対応の重要性

既にほとんどの店舗がSKUプロジェクトに移管済みだと思われますが、商品の統合は速やかに行うことを推奨します。

バリエーションがバラバラだとお客様のニーズを拾いきれないことがあります。商品のバリエーションを統合させることで、できる限りニーズをカバーしましょう。

また、前述の通り、検索順位には売上額や売上個数が重要です。カゴを統合すれば売上も集約されるため、実績の蓄積のためにも統合は重要です。

楽天で検索上位表示のためにすべきSEO対策の施策

スモールキーワードであっても売り上げにつながるキーワードを入れる

スモールキーワードとは、検索ボリュームが比較的少ないが、特定のニーズを持つ顧客が検索するキーワードです。一般的なキーワードに比べて競争が少ないため、上位表示されやすい特徴があります。

また、特定の商品を探している顧客にアプローチしやすくなり、ビッグキーワードに比べて購買意欲の高い顧客を効率的に集客できるため、売上に繋がりやすいです。

重要なキーワードは商品名に入力しつつ、商品説明文にもスモールワードを自然に含めることで、検索エンジンに対して商品内容を明確に伝え、SEO効果を高めます。

キーワードは、下記を参考に設定するとよいでしょう。

  • 楽天、ヤフー、アマゾン、googleなどのサジェストを追加
    検索バーにキーワードを入力すると、その入力に基づいて関連する検索クエリ候補が表示されます。
    サジェストはユーザーがよく検索しているキーワードとなるので、商品に関連するサジェストを設定しましょう。
  • 競合商品で上位表示されているキーワードを追加
    楽天ランキングや検索結果の上位に表示されている商品のほとんどがSEOを考慮したキーワードが設定されています。
    上位表示されている競合商品のキーワードを参考にして設定しましょう。
  • 季節のイベントキーワードを追加
    「夏祭り 浴衣」や「クリスマス プレゼント」など、特定の季節やイベントに関連して検索ボリュームが増加するキーワードがあります。
    定期的にキーワードを見直して、これらを積極的に設定しましょう。
  • 楽天RMSのデータ分析より、流入キーワード、転換率の高いキーワードを追加
    “売れるキーワード”を見つけることが重要と前述しましたが、最も簡単な確認方法として商品別検索キーワードで転換率の高いキーワードを確認することができます。
    これらを参考にして設定しましょう。

商品画像1枚目の改善

商品画像1枚目は、検索結果やランキングページで表示され、顧客が商品を視覚的に確認し、商品ページへのアクセスを高めるための重要な要素です。

他店との差別化を図るためにも、魅力的な画像を設置することが重要です。

商品名は冒頭19文字を分かりやすく

商品画像と同様に、検索結果やランキングページでは、スマートフォンの2列表示の場合、商品名の冒頭19文字までが表示されるため、冒頭には「期間限定50%OFF」など訴求力あるキーワードを表示し、SEOキーワードは商品名の後ろに配置しましょう。

また、商品が何であるかを明確にすることも重要です。

RPP広告やクーポンアドバンスを使って売上増加をスピードアップ

前述しましたが、楽天市場の検索アルゴリズムは、売上実績や顧客評価、クリック率などの要素を考慮していると言われています。

RPP広告やクーポンアドバンスを活用して短期間で売上を増加させることで、これらの指標が向上し、結果として検索結果で上位に表示される確率が高まります。

レビューを集めて転換率をあげましょう

以前はレビュー数が検索順位に影響していましたが、現在はその傾向はありません。
しかし、レビューは購入の決め手となる重要な要素です。アクセスが増えても購入に繋がらなければ意味がありませんので、レビュー施策を行い、積極的にレビューを増やしましょう。

裏技で検索順位を上げる方法

  • 新規登録商品、一度倉庫に格納して、再販するために再び販売状態にした商品は比較的検索上位に表示される傾向があります。
  • 同じキーワードを複数設置しても順位には影響しないと前述しましたが、一つだけ例外があります。
    表示させたいキーワードを商品と店舗名に設置することで、商品名だけに設置したときよりも上位に表示される傾向があります。
  • メルマガやLINEで特定の商品を紹介する時に、商品ページへ直接リンクさせるのではなく、上位表示させたいキーワードで検索した結果で、商品ページに誘導してコンバージョンさせることで、そのキーワードでの検索上位を狙える可能性があります。(100人以上登録されていることが前提となります)

楽天SEO対策で注意すべきこと

以下は注意しないと検索順位が下がる可能性が高い項目です。

  1. ガイドラインを守る
  2. 関係のないキーワードを入れない
  3. 定期的にキーワード更新をする
  4. SKU対応する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

ガイドラインを守る

ガイドライン違反をすると、7~28日間の検索順位ダウンのペナルティが課せられます。

違反点数により日数は異なりますが、それ以外にもランキング掲載制限や一時改装処理など、売上に大きく影響するので、ガイドラインは遵守しましょう。違反に対するペナルティには以下のようなものがあります

  • ランキング掲載制限:7~28日
  • 検索順位表示ダウン:7~28日
  • 一部媒体掲載制限:7~28日
  • 一時改装中処理:7~21日
  • 違約金:最大300万円
  • 契約解除

関係のないキーワードを入れない

楽天市場の検索アルゴリズムは、関連性の高いキーワードを評価します。

商品に無関係なキーワードを使用すると、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があり、検索結果の表示順位が低下します。

定期的にキーワードを更新する

定期的なキーワードの更新は必須です。サジェストは世の中のニーズやトレンドによって常に変化します。

また、同じ商品でも季節によって検索されるキーワードは変わります。最低でも3か月に1回、可能であれば毎月、理想は月2回程キーワードの見直しを行いましょう。

SKU対応で商品を統合する

前述した通り、サイズや色が異なる商品ページを分けないことが重要です。

ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、希望するカラーやサイズが見つからなければ、店舗を離れてしまう可能性が高くなります。

複数のページに分けるよりも、1つのページにまとめた方が累計売上が向上します。楽天での検索順位を向上させるために、同じ仕様で色やサイズが異なる商品は1つのページにまとめてアクセスを集中させ、売上を増やしましょう。

楽天検索で順位が下がった原因と対策

楽天検索で順位が落ちた原因はいくつか考えられます。順番に対策とあわせて解説します。

原因1. 売上が落ちた(欠品なども含む)

売上が落ちた際に順位が下がる可能性が高いです。順位は日々変化し、売上と検索順位は密接に関係しています。

対策

該当の商品に対して集中してRPP広告やCAを活用し、優先的に上位表示させて売上を担保しましょう。

原因2. 競合商品の順位が上がった

検索順位は競合商品との相対的な評価によって決まります。自社商品より競合商品の評価が上がれば順位を抜かれてしまうのは自然なことです。

対策

競合分析を行い、他社との差分を埋めることが重要です。

差分にはLPの内容、レビュー評価・数、キーワードなどが含まれます。RPP広告やCAを活用し、優先的に上位表示させることで他社商品の売上を上回ることが可能です。

原因3. ペナルティが課せられた

規約違反を行うと最大28日間検索順位ダウンのペナルティが課せられます。

対策

まずは規約違反に該当していないかを確認し、違反があった場合は速やかに修正対応を行いましょう。日頃からガイドラインを把握し、注意して店舗運営を行うことが大切です。

楽天SEOは無料の順位チェッカーを使って検証しよう

楽天市場でSEO対策を効果的に行うためには、検索順位のチェックが欠かせません。弊社では楽天市場内での順位もチェックできる「Narabel」という独自ツールを無料で提供しております。

商品順位チェッカー機能

日ごとに順位を折れ線グラフで表示しているので、見やすく視覚的に順位の変動が分かります。

画面サンプル

キーワードは設定後、早ければ数時間で検索アルゴリズムに反映され、順位に現れます。施策を行ったら必ず検証をし、PDCAサイクルを回して改善を続けましょう。

競合分析・市場分析も可能

自社商材の順位をチェックするだけでなく、競合商品の動向や特定のキーワードでの楽天市場内での市場規模を調査する事が出来ます。

ワンピースでの調査結果サンプル画面

特定のキーワードで検索した際の検索結果1枚目に掲載されている商品の価格帯やレビュー数、キーワードを一覧にし、自社との差分を調べることが可能です。

また、他社商品に入っていて自社の商品名に入っていないキーワードも一覧で確認する事ができます。

競合や市場の全体感を知る事で、自店舗の商品と他社との差分を知り、戦略を立てる事が出来るため競合分析は非常に重要です。

設定キーワードの検索もサポート

楽天市場内の「あ」~「わ」、「A」~「Z」、「0~9」までの全サジェストを検索し一覧で見ることが可能です。

また、楽天だけでなくGoogleやYahooの検索結果のサジェストも調べることができ、トレンドの変化を見逃すことを防げます。Narabelは他にも新スマホトップとGOLDのPCトップを自動連動させるツールや、スマホアプリ対応で関連商品を表示し自動更新するツールなど、売上アップに欠かせない機能が多数搭載されています。

ずっと無料で使用できるので、ぜひご活用ください。

まとめ│楽天の運用代行ならファンクションにお任せ!

楽天市場検索最適化(楽天SEO対策)について、2024年の最新情報を解説しました。

今回説明したSEO対策を総合的にサポートする「SEO対策サポート」プランもございますので、全ての施策に手が回らない店舗様はぜひお問い合わせください。

SEO対策は多岐に渡りますが、順位を上げることはもちろん、最終的には売上に繋げることが重要です。弊社ではSEO対策だけでなく、総合的に店舗運営をサポートし売上アップを目指す「運用サポート」プランもご用意しております。

ご相談・ご提案は無料になりますのでお気軽にお問合せください。

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