【2024年最新】EC×Instagramで結果に繋げる具体的な運用手法
今やビジネスにおいては切り離せない存在となったInstagram。よりお客様との距離が近くなった今だからこそ、お店として、さらには企業として支持・信頼を得ることが、競争が激化するEC市場では極めて重要です。
この記事では、Instagramの運用における重要な考え方から実作業に落とし込んだ具体的な運用方法、さらにはSNS代行を依頼した際にうまく代行会社を使うコツまでを徹底解説していきます。
ECサイトに繋げるInstagramの構築方法
まずはじめに抑えたいのが構築のベース部分です。これからアカウントを作成する方は以下のポイントをしっかりと押さえましょう。既にアカウントがある場合は、改善点がないかチェックしてください。
何を提供するかを決める
まずはInstagramを使って「何を提供するアカウントなのか」を明確にしましょう。
この点が不明確で集客に失敗しているアカウントは非常に多いです。発信する内容が商品の情報や使い方、新商品の情報、もしくは商品を使うことで解決できる悩みにフォーカスするのかを明確にしましょう。
例)ダイエットサプリを扱っている場合
- 商品の情報を発信するケース
→ 成分や効率の良い飲み方、お客様の声など。 - 新商品やお店の情報について発信するケース
→ 新しい商品、発送、入荷情報など。 - 悩みからアプローチするケース
→ 痩せる食事とサプリ、家でできるエクササイズとサプリなど。
どの視点に立って、どのフェーズのお客様に何を発信するアカウントなのかを決め、その軸からぶれることなく運用することが、優良な顧客を集客するポイントになります。
WEBタップ率20%アップするプロフィールの作り方
プロフィールはECサイトやHPで言うトップページ兼会社概要のようなものです。ここをしっかり作り込まないと信頼度が下がってしまいます。以下のポイントを押さえてプロフィール画面を構築してください。
- アカウント名は一目で何を取り扱っているか分かるようにする(例:Cat Labo│猫の雑貨屋さん)。
- プロフィール本文は上段の3行で何を発信しているのかを伝える。4行目以降は隠れてしまいます。
- ハイライトは5個まで設定する。これはHPやECサイトで言うメニュー部分に相当し、新商品案内や購入方法、セール情報、レビュー、FAQ等をまとめて載せる。
トンマナをしっかり決め、統一感を出すことも視覚重視のInstagramでは重要なポイントです。これだけでWEBタップ率が20%以上アップしたアカウントもございますので、今すぐ実践しましょう。
新規顧客を獲得するInstagramの運用方法
次に運用についてです。Instagramは「ながら見」されることが多いため、顧客(フォロワー)とのコミュニケーションが重要です。
Instagramから商品購入までのフロー
CVに向けてのフローは以下の通りです:
コンバージョンまでのフロー
リール(新規顧客に発見されるのは9割方リール経由)
↓
プロフィール閲覧
↓
フィード閲覧
↓ ※この辺りでフォローに繋がる
ストーリーズで接触
↓
DMで関係構築
↓
ストーリーズで購入
この流れを踏んで、お客様にアプローチしていく必要があります。まずはこの全体の流れを把握しましょう。
新規顧客獲得においてはリールが最重要
リールを作成する際の注意点とコツは以下の通りです
- 長さは1分~1分半
- 自分が経験した事をコンテンツにする
- 絵変わりが大切
- 見飽きさせない努力
- 流行りの型(構成)を取り入れる
それでは1つずつ見ていきましょう。
リールの長さ
具体的には、1分~1分半の動画が最適です。Instagramのアルゴリズムは、ユーザーがアカウント内に滞在した時間を評価するため、長く滞在させることが重要ですが、長すぎる動画は飽きられます。
自分が経験したコンテンツ
経験した事をコンテンツにすることで、有益な情報に+αの価値を加えることができます。お客様のレビュー等、独自の体験を基にすることも有効です。
絵変わり・飽きさせない努力
1分半の動画であれば最低でも15回の絵変わりが必要です。素材を使ったり、違う角度から撮った素材を使って、お客様が飽きないように心がけましょう。
流行りの型
Instagramでは2か月ごとに流行の型(動画の構成)が変わります。このトレンドを掴み、自身の商材に置き換えて動画を作成しましょう。
弊社ではInstagram内の流行やアルゴリズムの動向を常にリサーチしているので、いつでもご相談ください。
ストーリーズでお客様との関係性を構築
最終的に転換させるのはストーリーズ経由がほとんどです。ストーリーズを使ってお客様との接点を増やし、信頼関係を構築しましょう。閲覧率は20%を目指します。
鉄板コンテンツとしては、リアルタイムで商品が売れた様子を見せると、ユーザーの購買意欲を刺激します。例「今楽天ランキングに入っています!」など。
DMの重要性
接触回数を増やすことが大切です。お客様がDMを打っている間はアカウントに対して多くの時間を費やすため、エンゲージメント面で評価され、ユーザーのホーム画面に貴店のアカウントのコンテンツが優先的に表示されます。
更新の頻度
リールは月に15本、ストーリーズは1日2回が理想です。最初はリールで新規顧客に見つけてもらうことが重要なので、フィードは極論不要です。
どのフェーズのお客様に向けてのアカウントなのかによって内容は異なりますが、これからInstagramを始める、もしくは現在うまくアカウント集客ができていない方が多い場合、投稿はリールに全振りでOKです。
代行を使う上での注意点
最後にSNS代行会社をうまく使うコツについて解説します。抑えるべきポイントは大きく2つ、コミュニケーションと素材の在り方です。
コミュニケーション
代行を使う上では双方の認識を合わせておくことが重要です。投稿本数や提供する素材の内容、量、期限などのルールを共通認識として持ち、NG事項も共有しましょう。これらは運用代行が始まる前にしっかりと見える化しておきましょう。
素材を揃える
発信したい内容が題材として適切かを重視し、素材を提供しましょう。素材のクオリティにも気を付け、解像度の低い画像や動画、バリエーションが少ない素材ではクリエイティブ制作に限界が生じます。
また、並行して実績を作ることも依頼する側の役目です。お客様の口コミやランキング入賞、販売個数の実績やメディア掲載実績など、権威性のある実績作りに力を入れましょう。これはSNSだけでなくLPにも活用できるので、必ず実施してください。
まとめ
この記事では、Instagramを活用したECサイト運用の具体的な手法を解説しました。お客様との距離を縮め、信頼を得ることで、競争が激化するEC市場で優位に立つことができます。
弊社では楽天サイトの構築・運用サポートだけでなく、SNSマーケティングや自社サイトへの集客施策など、ECにまつわることを多岐に渡りサポートしております。何をすればいいかわからない店舗様に、どのプラットフォームを使用し、どうアプローチしていくのかゼロからご提案し、実行まで導くお手伝いをさせていただきます。
些細なことでも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。