楽天でアクセスを増やす方法!アクセスアップを狙った運営のノウハウ
今回は楽天でアクセスを増やす方法について解説して参ります。アクセスアップを狙った運営のノウハウのポイントを紹介しているので、是非参考にして下さい。
アクセス経由とアクセスの種類
まず始めに、アクセス経由とアクセスの種類についてです。
楽天のアクセスの経由は3つ、種類は2つあります。それぞれ見ていきましょう。
アクセスの経由は3つ
アクセスには
- 検索
- 広告
- メルマガ
の3つがあります。
検索は、楽天モール内の検索結果から流入してくるアクセスの事です。検索ボリュームでいうと90%程を占める最も多い流入経路となっています。
広告は楽天内・外からの広告流入を示します。メルマガは店舗が独自で出したメルマガをクリックして流入されるアクセスです。
この中では検索流入が最重要ポイントになります。長期的に見てアクセスを底上げするためには検索対策が大切だという事を念頭において下さい。
アクセスの種類2つ
アクセスには2つの種類があります。
- 新規のアクセス
- リピーターのアクセス
アクセスはアクセスだから変わらないでしょ、と思った方は要注意です。同じアクセスでも、この2つは購入意欲、転換に繋がる確率、獲得方法に対しての方法が全く異なって来ます。
それぞれを伸ばして行く事で、売上アップを実現出来るので、両者に対して適切な施策を行う事が必須です。
アクセスアップを目指す為にはこの3つの経路と2つ種類を理解した上で、それぞれに対して対策を行って行きます。では早速細かい内容を見ていきましょう。
検索対策!モール内SEOについて
モール内SEOは新規・リピーター共に有効な対策になります。
但し、新規のお客様は検索か広告からしか流入しないという事を忘れないで下さい。更に、広告は有償サービスになるため、コストを掛けずに新規アクセスを獲得する方法はモール内SEO以外はありません。
モール内SEOで注意すべきポイントは大きく分けて4点あります。
- 商品名・キャッチコピーの最適化
- ディレクトリIDの最適化
- タグの設定
- カタログIDの設定
商品名・キャッチコピーの最適化
近年楽天ではキーワードの乱用、商品と関係性の薄い文言の乱用を嫌う傾向にあります。
以前は何でも商品名やキャッチコピーに入れて、とにかく可能性のあるアクセスを増やすという手法も流行りましたが、現在ではその方法は通用しません。
無駄なキーワードが入っていないか、ユーザーが検索し、商品が表示された際に、ユーザーが求めている内容に相違ない商品になるか、を意識してキーワードの選定をしましょう。
ディレクトリIDの最適化
ディレクトリIDは楽天内の商品がどのジャンルに紐付いているかを指示する役割を持っています。
これを正確に入力しないと、楽天検索でカテゴリーから検索したお客様に表示がされないので、必ず商品に対して正確なディレクトリIDを入力しましょう。
タグIDの重要性
楽天モール内で検索した検索結果画面の左側には細かくセグメントを掛けられるエリアが設けられています。
上図の左側のエリアです。
ここから細かくセグメントを掛けると該当のタグを設定してある商品のみが表示されます。
つまり、タグを設定しないと、その時点で検索結果から外れてしまうという事です。そのため、タグIDの設定は非常に重要なポイントになってまいります。
カタログIDの設定
カタログIDも上記のタグIDと同じような役割を持ちます。
タグIDと異なり、カタログIDは所謂型番商品にのみ設定が可能です。
特に価格で勝負できる商品においては、カタログIDを登録する事で、他店との比較で優位に立つことができます。
カタログIDが登録されている商品は、検索結果で「最安ショップを見る」というアイコンが表示され、更に「商品価格ナビページ」へ商品が掲載されます。
「最安ショップを見る」をクリックすると、同じカタログIDの商品が「値段の安い順」で表示されます。
ユーザーは、複数の楽天内のショップをまたいで、簡単に商品価格を比較し、購入の検討が出来ます。
キャンペーンの効果を最大限に活用する
楽天自体がキャンペーンを行っている期間は、楽天市場全体としてアクセスが上昇します。
このタイミングは店舗様も新規ユーザーを獲得しやすい時期になります。
特にスーパーセール期間は新規顧客の獲得において効率がよく、楽天スーパーセールで購入したお客様は1ヶ月後にリピート購入してくれる確立が25%、3ヶ月以内に購入してくれる確立が50%というデータが出ています。(楽天公式情報)これは通常購入時の2倍近い数字になります。
効率よく広告を活用する
能動的にアクセスアップ施策を行う場合は広告が最も効果的です。
モール内SEO等は即効性は薄く、日々積み重ねる事で、1ヶ月後、半年後、1年後に効果が現れますが、広告は即日でアクセスをアップさせる事が可能です。
楽天の広告は大きく分けて
- 掲載系(バナー・テキスト広告)
- 配信系広告(ニュース広告)
- RPP広告
この3つの種類があります。
掲載型
掲載型は楽天市場内や、ジャンルトップ等にバナー等で店舗へのリンクが貼られる広告の種類になります。
- アクセス増加の即効性:初日をピークに掲載期間中の日々のアクセスが底上げ
- 売上への寄与率:イベント事に当てる場合は寄与率が高め(おせち特集等)
配信系
楽天から来るメルマガの中に掲載される広告になります。
- アクセス増加の即効性:配信直後からアクセスが爆発的に増加、翌日以降は通常に戻る
- 売上への寄与率:同ニュース内の他店舗の広告商品によって大きく左右される
RPP系
モール内検索結果の上部に「PR」の文字とともに表示される広告です。RPP以外にも、ダイナミックターゲティング広告等、クリックや購入されて課金が発生する広告があります。
- アクセス増加の即効性:じわじわと底上げ
- 売上への寄与率:運用方法によっては底上げが期待出来る
まとめ
楽天市場内で売上を上げる為に、アクセス数は重要な指標になります。
しかし、質の悪いアクセスばかり集めてしまうと、転換率が下がり、売上アップに繋げる事は出来ません。
アクセスを上げるのが目的ではなく、その先にある売上アップを目指すためには
- 質の良い=見込み客になるアクセス数の増加
- 転換率を上げる、ないしはアクセスが増加しても転換率を維持するページ作り
この2つが大切です。
質の良いアクセスとは?
お店にある商品に興味のないお客さんを呼び込んでアクセスアップとしても意味がありません。
質が良いアクセスとは、見込み客になる、ないしは貴店の商品に興味があり今後も購入を検討してくれる可能性の高いユーザーからのアクセスを意味します。
意味のあるアクセスを取るためには、先述したモール内SEOでの商品に適したキーワードの設定や、ターゲットを絞った広告配信が必須です。
むやみにアクセスの数のみを稼ごうとしても、売上につながらず、結果として徒労に終わってしまうので、気をつけるようにしましょう。
転換率の維持が出来るか否か
アクセスが増えても転換率が下がってしまえば、売上には直結しません。
転換率も向上をさせる、最低でも維持させる事が重要です。アクセスの質の部分にも通じてきますが、質の良いアクセス+転換率の維持(上昇)が相まって初めて売上に直結します。
ただ単純にアクセスの総数だけを伸ばす事に注力するのではなく、ページ自体の転換率の改善にも気を配って下さい。
弊社ではアクセス改善はもちろん、転換率のアップを目指したページ全体構成の見直し、検証・改善のサポートも行っておりますので、是非お気軽にお声がけ下さいませ。