楽天・YAHOOのトップページはボリュームが多い方が良い?売れるページ制作に気をつけたい事
「トップページは長い方が売れますか?」
「内容が多くて賑やかな方がやっぱり売れてるんですか?」
ページ制作を始める際に店舗様から楽天・YAHOOのトップページボリュームについて相談を受ける事が多いです。トップページのボリュームによって売上は変わるのでしょうか。またトップページのボリュームはどの位が最適なのでしょうか。データと共に解説して参ります。
トップページボリュームは多いに越した事ない
結論からお伝えすると、ボリュームは多いに越した事ないです。しかしここで気をつけるべきポイントが2つあります。それは
- お客様が欲しい情報を設置する事
- 商品を探しやすい状態を用意する事
大きく分けてこの2点です。
でもトップページなんて殆ど見られないでしょ?そう思われる方は下記のデータをご覧ください。
トップページから離脱する人は全体の90%!
PVが2以上のお客様でトップページへ流入した方の中で全体の80~90%がそこで離脱をしています。
確かにトップページのアクセスは店舗全体の10~20%しかございません。
しかし、仮に月間50,000人のアクセスがあった場合7500人がトップページを見る事になります。(※トップページへのアクセスが15%と仮定)7500人のうち8割が離脱すれば6,000人を逃してしまう事になります。
設計が上手で売れている店舗様のトップページ離脱は60%前後
では俗に言う「売れている店舗」さんのデータはどうなっているでしょう。月商1000万円以上の店舗様のトップページ離脱率は平均の20-30%低い60%前後となっております。
トップページには情報が整理されてあり、季節商品や需要のある商品を定期的に入れ替え、またナビゲーションをユーザー目線で整える事でお客様の誘導に成功しております。
上記で出した仮数値に当てはめてみると7500人のうちその中の40%である3,000人が回遊を続ける事になります。
これを楽天の平均転換率(3%)と平均客単価(10,000円)を用いて計算してみると900,000円の売上アップが可能になります。
売れるトップページに必要な事
トップページを充実させれば売上が上がるかもしれない!と単純にボリュームを多くし、ただゴチャゴチャとしたトップページでは意味がありません。重要なのはユーザーのニーズを察知した商品の告知と定期的な更新、ユーザー目線になったらナビゲーションの設計です。特にスマートフォンにおいては細心の注意と工夫が必要になって参ります。
ユーザーニーズに合わせた商品提示
取り扱っている商品知識に基づきトレンドを先回りしトップページへ商品のバナー等を設置する方法や、RMS内のデータに基づき検索回数が多い商品、アクセスが多い商品、転換率が高い商品等を定期的にチェックしトップページの更新を行う等で店舗側からの押しつけでなく、ユーザーの求めているより角度の高い物をトップページへ配置し、アプローチする事が費用です。
ユーザー目線のナビゲーション設計
店舗の運営側はどこに何があるかを把握していますが、ユーザーさんはそれを知りません。仮に欲しい商品が店舗内にあったとしてもたどり着く事が出来なければ購入に至る事はありません。
例えば26cmの靴が欲しいお客様がブランド毎に分けられた靴のカテゴリーを1ページずつ見ていたらとても時間がかかってしまい、諦められてしまいます。仮に「26cm~27cm」というカテゴリーがあり、それがすぐに目につく箇所にあればスムーズに商品を探し、購入する事が可能です。
このように、ユーザー目線にたちナビゲーションを設計するためには、時にRMS内のカテゴリー自体を改修する必要性も上がって参ります。
まとめ
売れるトップページにするためには内容量が多い方がいいか?と聞かれれば答えは「YES」です。しかし単純に多くすればいいのではなく、並べる商品、バナー含め、買い手の立場にたった設計が売れる、売れないの分かれ目になって参ります。
トップページ改修の為にカテゴリーの根本から改め全ての商品をひも付け直す店舗様もいらっしゃり、弊社よりもトップページ制作の際に必要があればご提案させて頂き、作業をサポートさせて頂く事もございます。(特にカテゴリーの見直しは非常に手間になり店舗様も倦厭されがちなです。)
ただ綺麗にするトップページではなく、「売れる」トップページ制作なら是非ご相談下さいませ。